414 2013.01.19-20 ★★ 甲武信岳(2,475.0M)・木賊山(2,469.0M) ★★

昭文社 山と高原地図シリーズ から】
道の駅みとみ→西沢渓谷入口→00:20→ネトリ橋→02:30→分岐(1869)02:30→分岐→00:20→甲武信小屋→00:20→甲武信岳→00:15→甲武信小屋→00:25→分岐→01:30→分岐→01:30→ネトリ橋→00:20→西沢渓谷入口

【コース】 [実際の山行時間
01/19(土) 道の駅みとみ(07:35、1,085M)→西沢渓谷入口(07:45)→ネトリ橋(08:05)03:55→分岐(12:001869M)03:40→天望地(15:40、約2350M)01:00→幕営地(16:40、約2400M)
01/20(日) 幕営地(05:45)00:45→分岐(06:30)00:45→木賊山(07:152,468.6)00:45→甲武信小屋(08:00-30)00:50→甲武信岳(09:20-252,475M)00:15→甲武信小屋(09:50)00:40→木賊山(10:30)00:15→分岐(10:45)00:15→幕営地(11:00-12:00)01:20→分岐(13:20)02:00→徳ちゃん新道入口(15:201,155M)00:10→ネトリ橋(15:30)00:20→西沢渓谷入口(15:50)00:10→道の駅みとみ(16:001,085M)

【山行記録】
セッちゃん計画の甲武信ヶ岳に、道の駅「みとみ」から出発しました。
予定より遅れて730に漸く出発できました。
雪の状況は、道の駅駐車場にも沢山の降雪が残り、厳冬期真っ盛りで寒々しいものでした。
西沢渓谷入口の林道を辿りながら、徳チャン新道に分け入り、甲武信ヶ岳小屋を目指しました。
徳チャン新道は、初めのうちはなだらかな針葉樹の中を登っていきます。 尾根を左に見ながら奥まった処から尾根に取り付いて登ります。 尾根に着くと尾根伝いに右に登っていきます。 緩やかな登りから、一旦大きく左に巻くように尾根を横切りながら進み、途中から急な登りを詰めていきます。 また、緩やかな尾根の登りになりますが、詰めた処から急な尾根の登りになり、小刻みな九十九折れの急登になります。 暫くは、展望のない林の尾根を登っていきますが、所々痩せ尾根も出てきて苦労させられます。 痩せ尾根が所々展望が開けてくると、戸渡尾根(近丸新道)との分岐につきます。
この分岐までも雪は結構ありましたが、踏み跡もあり比較的歩きやすい状況でした。 しかし、だんだんと深くなり、雪の下がアイスバーンのツルツルの処も出てきて厄介でした。
分岐は、一寸したピークになっていて、その先は、一旦下るように痩せ尾根を辿ります。 シャクナゲの林が濃くなって、時々枝が邪魔になります。
分岐から上部は、新雪に踏み跡が無くなり、ラッセルを強いられるようになりました。 雪の下は、ツルツルのアイスバーンが一層多くなり、よく滑りました。 2350Mの展望地手前の急登で、漸くアイゼンを付けることにして小休止しました。 30歳位の青年が一人で、軽アイゼンを付けて登ってきて、追い抜いて行きました。
アイゼンを付けたのと先を行く青年の踏み跡で、楽に登れるようになりましたが、相変わらずの急登で苦しめられました。 2350Mの展望地を過ぎて、尾根が広くなり台地の様なところがあります。 直ぐにまた深い樹林になりますが、更に雪が深くなってきました。 登山道と思われる樹林の間の雪道は、吹き溜まりが激しく、一向に進めなくなりました。 何故か、青年は樹林の中に踏み込んでいました。
激しいラッセルを強いられ、時間も16時を過ぎて、遂に諦めました。 少し広くなった登山道にツェルトを広げて幕営しました。
雪が柔らかくて、踏んでも踏んでも潜るように、不安定でしたが何とか設営し、一夜を過ごすことが出来ました。 風が無いのが救いで、寒さも厳しく感じずに済みました。
翌朝、4時半に起きて、ご飯を食べて、545分頃に出発しました。
雪は、凍らずに柔らかいままで、厳しいラッセルを強いられました。 夜が明けず、ヘッドライトの明かりを頼りに、登山道と思われる雪道を辿りました。 しばしば四つん這いになりながら、進んでいきました。 傾斜は、少し緩くなってきましたが、吹き溜まりの雪は、相変わらずの深いラッセルでした。 破風山との分岐標が現れ、思いのほか遠く感じました。 更に、木賊山までも、殆ど四つん這いで進みました。 漸く、木賊山山頂に着いてホッとしましたが、甲武信ヶ岳まで相当のラッセルを強いられるとの思いで先を急ぎました。 甲武信小屋で、流石にお腹も空いて休憩しました。 冬期解放されていて、入口も雪が無くて、容易に中に入れました。 覗くと、部屋に朝陽が差し込んで、暖かそうでした。
小屋から山頂までは、雪の無い時は15分程で登頂できますが、この日は50分かかりました。
山頂は展望が開けて富士山、金峰山、南アルプスとパノラマを楽しめましたが、風が強くてユックリ出来ず残念でした。
下山時は、甲武信小屋から木賊山への登りに苦労しましたが、他は殆ど下りになるので比較的楽に下山できました。 幕営地のツェルトに11時頃に帰り着き、片付けしながら、何とか明るいうちに下山できそうで安心しました。 昨夜、飲みきれなかった缶ビールを、お昼ご飯のカップそばと一緒に頂きました。 驚くことに少し凍っていて、凄く冷たいビールでした。 そばは、美味しく頂きました。
片付けに1時間かかり、重い荷物でフラフラしながら下山を始めました。
幕営地上部で、本日、日帰りピストンを予定の青年に会い、幕営地から甲武信ヶ岳迄3時間ほど掛かった事を伝えましたが、ツェルトを片付ける間に降りてきました。 聞けば、木賊山迄で諦めた、との事でした。
徳チャン新道分岐のピークに着くと、先の青年がワカンを外して、アイゼンに付け替えているところでした。 分岐から下の林道、登山口入口までの遠かったこと、スッカリ草臥れました。 体力の限界を、ヒシヒシと感じました。
林道の西沢山荘前で、小休止するお二人(女性、山ガール?)を見かけましたが、離れていたので話はしませんでした。
林道には、前日と見違えるような、踏み跡が沢山点いていました。 時間が遅くなっているので人影は、先のお二人だけでしたが、天気が良くてスノーハイキングを楽しむ人が多かったのだと思いました。
今回の山行時に1日目の途中、一緒になった青年は、展望地上部の平坦地に幕営跡がありましたが、二日目はサッサと下山したようです。 他には二日目、木賊山で諦めた青年が一人でした。
結局、我ら二人を含めて合計4名しか入山せず、甲武信ヶ岳には我ら二人しか登頂できなかったことになります。
尚、念のために甲武信ヶ岳山頂で、毛木平方面(千曲川源流経由&十文字小屋・三宝山経由)からの登山道をチェックしましたが、踏み跡はありませんでした。

【山行記録】
01/19(土) 晴れ、処により強風
深い雪に撃沈!!
ツェルトを持ってきて助かった!!

風が余り当たらず助かった!!
01/20(日) 晴れ、処により強風
【過去の山行記録】

332

甲武信岳・三宝山・武信白岩山・大山

 

2010.02.20-21

2,483.3

かつて計画倒れした懐かしの登山コース。今回は、無事に周回できました。ラッセルに苦しめられる!

135

甲武信岳

 

2004.04.24-25

2,475.0

雪山テント泊訓練山行! 体力に不安?

73

甲武信岳

 

2001.12.29

2,475.0

ラストチャンスを生かして、やり残した甲武信岳を無事制覇!

【途中敗退、関連山行等】

410

黒金山・乾徳山

 

2012.11.10

2,231.6

何時かはセットで辿りたかった二つのピーク!!

378

鶏冠山・木賊山

 

2011.08.14

2,469.0

スッキリしない天気でヤキモキ。鶏冠〜木賊は藪も深く遠くて大変でした。

362

笠取山・古礼山・燕山

 

2011.01.30

2,112.1

古礼山は、なんと読むのでしょうか??コレイサン??

255 五郎山・三国山   2008.04.29 2,131.7 五郎山は頂上手前のピーク過ぎに残雪有り断念!1,828Mの三国山のみ。残念!
245 木賊山

200801.27 ***** 過去の失敗が生かされず敗退!
179 木賊山

2005.12.23 2,469.0 お気楽な日帰り山行
102 乾徳山

2003.03.21 2,031.0 岩場の登りを求めて!
54 十文字山

2001.05.26-27 2,071.9 「ミリオン山の会」シャクナゲ花見山行!

[参考資料]
道の駅みとみ
404-0201山梨県山梨市三富川浦1822?20?
1822?20JP山梨県山梨市404-0201
詳細を編集 0553-39-2580city.yamanashi.yamanashi.jp

甲武信小屋ホームページ
サイト内リンク:クラブツーリズム新宿御一行様 - 平成20年4月より、赤字改正 ... - 一般登山コース
甲武信小屋の小屋番「とくさん」です。 今年で小屋番生活29年目に入りました。若返りの ため顔のひげ落としました。今後とも宜しくお願いします。 1949年11月19日生まれ です。見かけましたら気軽にお声がけ下さい。
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