102 2003.03.21 ★★ 乾徳山 2,031.0M ★★
2003年3月21日(金・祝) 快晴
(*注釈:西さんでお送りしています!)

ya102_01 2003.03.21 08:35:06
2名 アプローチ:自家用車

【山行行程】
徳和・乾徳山登山口(988M、08:35:00)〜銀晶水〜駒止〜錦晶水〜国師ヶ原(10:05:00)〜扇平(10:35:00-10:45:00)〜乾徳山(2,031M、11:40:00-12:10:00)〜国師ヶ原(13:25:00)〜登山口(14:25:00)
行動時間 約6時間(休憩含む)

【ガイドブック】
昭文社エアリアマップ「山と高原地図24 大菩薩嶺」より
乾徳山登山口→1:40→国師ヶ原→0:45→扇平→1:00→山頂
山頂→0:40→扇平→0:30→国師ヶ原→1:20→登山口
登り・3:25、下り・2:30、合計・5:55

【山行記】
乾徳山は、頂上が岩山になっていて結構な鎖場が有る事から気になっていた山の一つであった。
雪山シーズンに入った1月〜2月に一度計画してみたが、現地の役場に問い合わせたところ、「例年に比べ積雪が多く、入山者は居ないし行かない方が良い!」との応えに断念していた。
3月に入り、すっかり春めいて、何とか成りそうな状況になった。
3連休の初日、同伴者の休みが取れて、天気も良いので出掛ける事にした。
アプローチの道路は、2週間前に寒の戻りで多少の積雪が有った様だが、その後の好天で何ら問題なかった。 すっかり春である。
登山口までの林道は、バス停のある集落から先が砂利道となり、細く、落石も多く、残雪も有り、車で行けるのか心配した。
行けるところまで行こうと、恐る恐る進む。
漸く、大きな登山口標識が、現れた。
車を停められそうなスペースは、見渡したがなく、Uターンもままならない。
仕方なくそのまま進むと、50M程先のカーブを過ぎたところで、広いスペースが現れ、車1台とバイクが停めてあった。
我が愛車も、お邪魔させて頂いた。

車から登山口まで戻って登り始める。
始めのうちは、杉林の無駄のない登りで残雪が多く残っている。
アイスバーンは、殆ど無かった。
30分程で銀晶水に到着。 水は細かった。 賞味は遠慮した。
林道が交差する箇所を過ぎると雑木林になり、辺りが明るくなる。
駒止を過ぎると、大きな岩が目立つ様になる。
葉が落ちた木々の間から、富士山が透けて見えた。
程なく錦晶水に到着する。 此処の水量は、豊富である。
ここから先は、なだらかな登りとなり、国師ヶ原に至るに連れて明るく開けてくる。
少なくなった樹林の陰に、目指す山頂が見えて来る。
この辺りの積雪は、未だ50cm程は残っていた。
この時、踏み跡は、しっかりしていた。
しかし、入山者の少ない場合は、ラッセルに苦しめられる事、請け合いである。
広い国師ヶ原は、乾徳山と扇平の稜線を展望できる。
青空をバックにとても美しく、足取りを軽くしてくれる。
10時過ぎ、国師ヶ原の十字路に到着。
此処から扇平までは、45分程の急登となる。
慌てずにゆっくりと、自分のペースで登るとしよう。
雪面の照り返しにサングラスも忘れずに。
漸く喘ぎながら、一段と展望が開けた扇平に到着。
小休止に格好で、富士山や南アルプスの展望が素晴らしい。
此処から山頂までは、1時間の行程である。
多少のアップダウンと岩場の難所が出現する。
小休止で鋭気を養い、いざ出発。

始めのうちは、樹林帯を進む。
積雪が深く、可成りの急登箇所が、次々と出現する。
無積雪期は、可成りの岩場であろうか?
アイゼンは、登り時、着けなくても大丈夫であった。
最初の鎖場を過ぎると、直後が大変だった。
大岩を巻くのであるが、一旦下に潜り直して、巻き上げる。
滑りやすく、斜めでとても狭く、実にイヤらしい処だ。
その他に、細い巻き道は、雪を踏み抜きそうだった。
最期の難所は、頂上直下の10M程の垂直に近い岩場。
「乾徳山と云えば此の岩場」という程に有名な岩場。
丁度、頂上でくつろぐ人達が見えて、ワクワクしてくる。
下部の取り付き部が、足掛かりが遠く多少手間取る。
其処を過ぎると手掛かり・足掛かり共に手頃で登りやすい。
しっかりした鎖が、取り付けられていて危なげない。
鎖場を登り切ると、山頂に飛び出す!
その時の爽快感は、格別のものがある。

山頂は、南北に30M程有り、その中間点に祠と標識がある。
山頂の展望は、360度に拡がり、とても素晴らしい。
南側の富士山。その右に南アルプスの峰々。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳・・。
金峰山と五丈岩は、雪が残って白い頭を魅せていた。
北側には、北奥千丈岳・国師ヶ岳〜甲武信岳と連なる
奥秩父主脈の稜線が拡がっている。
その稜線を遮る黒金山の独立峰もデンと構えて立派である。
南西には大菩薩嶺〜黒岳〜滝子山と連なる峰々が望める。
風もなく絶好の好天に恵まれ、至福の展望を満喫できた。
昼食の大休止、暫しゆっくりとくつろいだ。
下山ルートは、北側に有るのだが、積雪期の今の時期は、向かう人は皆無である。 国師ヶ原十字路でも踏み跡は、通った形跡が見られなかった。
ピストンしか出来ず多少心残りであるが、慎重に下り始める。

頂上直下の鎖場を無事に下りると、軽アイゼンを着ける。
急な下りに苦戦しながら、慎重に下りていく。
思いの外、順調な行程で下山も早くできそうだ。
扇平に着くと、又々、大休止し展望を楽しんだ。
富士・南アルプスは、好展望を何時までも楽しませてくれた。
扇平からは、無駄のない下りだ。 始めは、急な下り。
ゆっくり行っても、2時間程で下りられそうだ。
途中の錦晶水を賞味した。
雪解け水でゴミが気になったが、美味しかった。
驚く事に此の水は、18リットル¥2,800円で販売されている。
http://www.sougoubusiness.com/kentoku.htm
軽アイゼンは、途中で外したが、又、着けたりして下りた。
14時30分頃、無事に登山口に到着。

計画時、バス停からの行程で、コースタイムを考えていた。
車を停めた場所は、バス停から往復で40分掛かるらしい。
好天に恵まれ思いの外、順調に山行出来て二人で喜ぶ。
満足し、足取り軽く、家路へと向かった。

【補足】
帰路は、西沢渓谷・雁坂トンネル〜秩父経由のコースとした。
すっかり春を感じさせるドライブであったが、武州側のトンネル内で、染み出た水が厚い氷で残っていた。
又、陽当たりの悪い場所は、夜間や早朝に路面凍結の恐れが有る様だった。

【考察】
乾徳山の北側に聳える黒金山は、非常に興味をそそられた。
黒金山:2,231.6M 乾徳山山頂から往復2時間50分。
西沢渓谷から辿れば3時間30分。是非乾徳山とセットで縦走したい。黒金山からの展望は、格別ではないかと思う。
http://www.vill.mitomi.yamanashi.jp/html/kankou/kantoku.html
http://www.vill.mitomi.yamanashi.jp/html/kankou/kunishi.html

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