356 2010.11.27-28 ★★ 農鳥岳(3,025M、敗退)・大門沢下降点 ★★
【コース】
11/27(土)晴れ ダム駐車場(09:30)→大門沢小屋(16:00) 計06:30(休憩1:00)
11/28(日)曇り後吹雪 大門沢小屋(04:30)→分岐(09:00)→大門沢小屋(12:00-13:00)→ダム駐車場(16:00) 計11:30(休憩1:00)
誘って頂いた 「青空山岳会」さんの山行記録 もご覧ください!
【山行メモ】
大門沢小屋を経て広河内岳から奈良田のコースは、過去に二度辿っている。一度目は、7月下旬に広河内岳を日帰りピストンで計画して急いで往復した。二度目は、白峰南嶺縦走で5月初旬のGWの時だった。
一度目は、登山シーズンも盛りの時期で他の登山者も沢山いたと思う。記憶は定かではない。コースも特に迷う事も無くスムーズに辿れたと思う。大門沢小屋も沢山の人で溢れていて賑やかだった。ロングコースになるので小屋の管理人に声を掛けながら往復した。帰りには無事に下山してきたので労ってもらったようだ。
二度目は、5月のGW、2泊3日で明治期に「伊奈街道」として整備されたこともある新倉から伝付峠に至り、稜線沿いに広河内岳まで至る縦走だった。新倉(田代入口BS)からゲート下Pに車をデポして伝付峠に至り、伝付峠からガレ先(一泊目)→奈良田越→白剥山(2,237.2M)→黒河内岳(笹山南峰、2,717.6M)→笹山北峰(2,733.0M)→白河内岳(2,813.0M)→大籠岳(2,767.0M)→広河内岳(二泊目)→大門沢下降点→2355(2,355.0M)→水場上部→大門沢小屋→吊橋→吊橋→吊橋:もりやま橋→林道終点→奈良田第1発電所→奈良田BSと縦走し、バスで車回収のため田代入口BSに至り、そこから車デポしたゲート下Pまで空身で歩いた。この時は、下山ルートだけ辿ったわけだが、一度目の記憶がスッカリ無くなっていて大門沢下降点からの夏道が全く分からなかった。すり鉢上に深く切れ込む雪面に、肝を冷やしながら慎重に下降した。途中から「下降しすぎると危険」を感じて大きく尾根に逃げ込んだ。樹林帯が下側に見える雪面で、上部からの踏み後を見つけ、その跡を辿って下降した。漸く夏道の標識らしきものを見つけて、ホッとしたものだった。漸く大門沢小屋に無事に着いて心底ホッとした記憶は今でも生々しく思い出せる。小屋からの下降は、残雪も消えて特に迷う事も無くスムーズに辿れたと思う。
今回、三度目となる訳だが飛んだ落とし穴があった。と云うのも三つ目の吊橋を渡った後の、最初の丸太の仮設橋を、見つけられず、ルートを間違って、大吉森沢へ入り込んでしまったのだ。何処で間違ったのか下降時に検証してみたが、途中の河原に降り立つ分岐を見落としていた事が判明した。しかし、そこは良く見ると分かったが、パッと見た限りでは旧道のペンキ印やテープが残地された場所で、必ずしも河原への下降を強く示すマーカーにはなっていなかった。2時間ほど行ったり来たり、登ったり下ったりして、疲れと共に時間切れも気になって諦めかけた頃に、ヨッチャンがケルンがある場所から河原沿いにある踏み跡を下りながら仮設橋を発見したのだった。この時は、見過ごした河原への下降分岐の確認は出来ないままだった。
考察として、3つ目の吊橋を渡った後は、右に大門沢が小古森沢との出合を過ぎた辺りから、大古森沢を渡る橋を探さなければならず、大門沢の河原への降り口を見つけることが大事であることを肝に銘じるべきと感じた。
疲れていたが誰も下山を口にしないので大門沢小屋を目指して登り返した。
【過去の山行記録】
337 2010.05.01-03 ★★ 白峰南嶺(広河内岳(2,895.0M)・大籠岳(2,767.0M)・白河内岳(2,813.0M)・黒河内岳(笹山)(2,717.6M)・白剥山(2,237.2M) ★★
220 2007.07.28 ★★ 広河内岳(2,895M) ★★
【山行記録】 | ||
11/27(土) 晴れ時々曇り、処により強風・ | ||
3つ目の吊り橋を渡ってから大門沢 小屋への分岐となる丸太橋を見逃し て直進してしまった。 随所に赤テープやペンキマークがあり、 正規のルートから外れているとは思わ なかった。 |
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11/28(日) 晴れ時々曇り、処により強風・吹雪 | ||
西高東低の冬型の気圧配置が強くなってきて、夜半から天候が 悪化してきた。 朝、予定の2:30に起きて早い食事を終えて、3:30出発に備えてみたが、 雪が降って時々強く風が吹き付ける天候に1時間程様子を見ることにする。 4:30に少し風と雪が弱くなったので、意を決して出発した。 樹林帯を抜けて左に大きくトラバースする処で前方の乗越を目指して進んだ。 もう少し雪が深くなると雪崩の巣になりそうで気持ち悪かった。 GWに白峰南嶺を縦走した時は、もう少し上部からトラバースしたと思われる。 |
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【補足】下山後に、私と同行した青空山岳会さんが、ブログを見つけて遣り取りしています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-88795.html
・yakousei アクシデントのテーマ管理者?
・aozora 私と同行した青空山岳会さん(4人P=4人パーティ)
・単独行 12/27(土)途中敗退し大門沢小屋で私達と一緒になった人で、28(日)は下山のみ
・私達 12/28(日)04:30からアタックして途中敗退
※翌日から2〜3日は、全身筋肉痛に喘いでいました。